自分の店をオープンする前も後も、今も、これからも不安があるから、不安を消すように、走ってきた。
バイクは常に走ってないと、安定を失い、支えがないと倒れてしまう。
常に走り続けるからこそ、安定するのだ。
自分は不安を燃料にして走ってきたような気がする。そして、これからも、永遠続くだろうと思っていた。
同い年の友人とサーフィンしながら、波待ちの間、少し、仕事について相談をした。相談というよりは不安を打ち明けていることをさとられないように相談風にしたというのに近い。
彼もお店を構えて、もう10年以上、お客さんに愛される店を営んでいる。
翌日、彼のインスタの投稿に、詩のような言葉と波待ちしている僕の写真がアップされていた。
キミがもし未来を不安に思うなら、そのことは今は忘れよう。
最高の今を生きることに全力を注げばいい。当然のことながら最高の未来がやって来る。
by Gerant
きっと、彼は、
「最高の今を生きること」を燃料に走っている。
かたや、僕は不安を燃料に走っていた。
どっちが楽しいかは一目瞭然だ。
どうせ走るんなら、楽しく走ろうと心に決めた。